Panorama Craft 2018 project
このタイトルに秘められた思いは後述するが、
まずは完成したてホヤホヤのAudi TT8S Rordstarをご覧いただきたい。
ベガスイエローのロードスター
エアサスペンションにアメ鍛!
アクがつかない程度に抑えて配置したエクステリアパーツ。
全てのトータルバランスに気を遣って完成したTT 8SRordstarの完成までの道のりをブログにまとめたいと思います。
『黄色の8S TTでこんなのやったら絶対かっこいいからやりたいんだよね!』
そんな話をしていたのが年始に当店で開催したaf.imp スタイルアップカーコンテスト会場だったと思う。
ネットで世界が繋がっている今、海外のカスタムカー事情を手に入れるのはとても簡単で、誰でも簡単に見れるだけあってユーザーも目が肥えていると思う。
そんな中私が見せた画像は実写ではなく合成画像の8STT。
なんかビビッときた
私が感じている雰囲気を一番に感じ取って
『それ、俺やりたいです!!』
そう言ったオーナーが当時S5に乗っていた、このTTオーナーだ。
パノラマクラフトがカスタムカーを作るにあたって絶対的に重要視しているのが
『雰囲気』
この雰囲気がとても重要で、最終的に『絶妙な雰囲気』という金では買えない、目にも見えない無敵のパーツを纏うことになる。
私がイベントなどで惹きつけられる車はそんな車が圧倒的に多くて、 自分自信もココには相当時間を使っている。
それは、単純に高級パーツをたくさんつけたから凄い!というわけではない。
凄い!とカッコイイ!は全く別物で、私たちは後者に選ばれるクルマ作りを心がけている。
さてさて、パノラマクラフトのクルマ作りの基本的考えをお伝えしたところで、TTカスタムの概要を説明していきたい。
オーナーとは予算を先に決めて、そこをアッパーに最大限格好良くなるように作る、フルコンプリート販売の形をとった。
基本的にオーナーは
『予算内で全て任せます!w』
だったので、こちらとしてはプレッシャーを感じつつも
自分の好きなように料理できるので楽しみで仕方ない。
まずは車の調達から!
本当にゼロからのプロジェクトだったためまずそこから!
奇跡的に九州にベガスイエローのロードスターがあり、即買い。
エアサスとアメ鍛
もはや黄金比のような組み合わせであるが単純にこの2点でイカした車は作れる!
足回りに選択したのは
Air Lift Performance 3Pエアサスペンションシステム
世界的に絶大な信頼と人気を持つアメリカのエアサスメーカー。
もちろんこのブランドが雰囲気を出すのにとても重要なキーパーツの一つ。
車の顔はホイール!
ホイールで車全体の雰囲気が決まる。
逆を返せばどんなに良いホイールでもバランスが取れなければ残念な結果になる。
そんな重要パーツを担当してもらったのが
『Neutrale wheels』
そう、あのアメリカと日本の国旗をセパレートミックスしたロゴを掲げる ブランドだ。
なぜニュートレイルを選択したのか
それはとっても簡単な理由だった。
『でかくてイカつい社長が実は超おもしろかったから』
ではなく。。。w
『装着する車に最適なホイールが何なのかを常に考えて作っているから』
これには正直かなり共感できる感覚を覚えました。 なので、コレ!
ラインナップからディスクデザインを選び、インセットオーダー、フィニッシュオーダー
モノブロック・3Pc たくさんの選択ができるフルオーダーホイール
これだけでもかなり理想形が実現できるが、
ニュートレイルが真価を発揮するのがその先だ
『装着車両に合わせて絶妙にシェイプを変える』
ホイールが威張らないようなメーカーであると自ら謳うだけあって、
ホイールが車両全体の引き立て役になるように考えてくれる。
この車にはこのホイールが装着されるのが最初から決まっていたかのように自然でグッとくる。
巷でニュートレイルが騒がれている理由がわかった。
中毒的なブランドだ・・・
今回のプランを伝えてから生まれたニューデザイン
全く新しいシェイプで作ってもらって生まれた19インチのリバースマウント!
フィニッシュを最後まで悩んで決めたモナコカッパーは太陽の傾きに合わせて表情が変わる。
これは、朝陽でも夕陽でも常にかっこいいが表現できる。
でも実はピアスボルトに薄っすら色を入れたのがかなり効いてるんです。
パッと見るとディスクの映り込みのクロームピアスかと思うんですが、本当にうっすら色が入っているんです。
これがキツイ色だと効きすぎるんですがこの絶妙な色のおかげで一体感が一層増しました。
インチとインセットにもこだわって
車両バランスから見て19インチの選択は決まっていました
問題はインセット。今回はリムをフェンダーに差し込むポークスタイルで見せることにしたからだ。
計測すると当然前後での誤差がある。
ただ、これがBMWならスタッガーで作るのだが、
今回はAUDI だ、1mmもスペーサーを使わずに4本通しにしたかった。
そうなると確定しているのがフェンダーのフレア加工
キャンバーをつければ入るが、絶対的に前後のキャンバーが揃ってポークを実現させたかった。
なのでアルミフェンダーをフレアさせました。
TT8Sはプレスラインがめちゃくちゃ綺麗なので、明らさまな拡げました感はゼロにすることに徹底。
きっとこのフロントフェンダーがストックよりも5mm広がっているなんて誰も言わなきゃ気付かないだろう。
だから言っときます!笑
あとは車高を限界突破させるためにフレームはノッチ加工。
Golf7,A3,TTを始めとしたこのプラットホームは比較的早くドライブシャフトにフレームが乗るのでほぼ絶対条件ですね。
かくして19インチ、ポーク、ベッタベタ仕様の出来上がり!
エクステリアパーツに唯一存在するパーツとして選択したのは
アウディチューニングの名門バランスイットチューニングのフロントスポイラー
このパーツがまたかなりいい仕事をしていて、着地状態で地面まで1cmないところまで下りきる。
チューニングパーツとしてもパフォーマンスの高いパーツだが、このスタイルにも同化させてくる・・・
さすがのメーカーです!
グリルはUSグリルであえてグレーをオーダーして横フィン残しでブラックアウト!
ここまでで一通りのカスタムが完成!
仕上げは、
このクルマに若いオーナーが乗り込んだら完成!
あくまでそのオーナーにあった車を仕立てるのが使命なので、オーナーがドライバーズシートに乗り込んで完成になります。
これが年齢層が違えば全く違ったアプローチで作ってますし、
そのコンセプトを一貫して車を作るとオーナーも満足度が高く、かなり振り幅広いカスタムカーが色々と誕生しますね。
そうして力を入れたのが
『PanoramaCraft 2018project』
予算を決めてクルマの調達からカスタムの今回のような車の作り方が実際増えてきております。
実は2018→2019にかけて現在水面下で2台ほど進行中です。
現在のベース車両があれば、予算〇〇円でかっこよくしてください! それでいいですw
パーツの知識なんていりません。 逆に偏った知識ほど頑固なものはないので・・・w
委ねてくださいw
こういったハードカスタムはどうしてもショップへのハードルを上げてしまいがちですが、そんなことありません。
皆さんよく分からないから任せた!
から始まっているお客様です。
もしパノラマクラフトのクルマ作りに共感できそうならお気軽にご相談くださいね!
まぁ、そもそも鈑金屋ですからね!w
長くなりましたがお付き合いありがとうございました。
そしてこんなかっこいい車両を作らせてくれたオーナーKくんに心から感謝!
この車両は12/9お台場で開催されるスタンスネイションでユーザーエントリーしております!
是非このブログを見た上で会場で実写を見てくださいね!
来月号の雑誌eS4にも、ドドーン!と掲載されるのでチェックして下さい!
メーカーリンク