PanotamaCraft

Blogブログ

PORSCHE ケイマン Pandem BodyKit ver.2

2019.03.17 Wheels, BodyKits, DemoCar, Gallery / Complete, Custom, BodyCustoms, Footwork/wheels, Body&Paint, CarSales

いつもパノラマクラフトブログをチェックしていただきありがとうございます。

本日のブログは出来上がったばかりの新作マシン!

ポルシェ 987ケイマンS 

Pandem Bodykit Ver2+オールペイント+足回り

そんなフルカスタム・フルボディワークな内容の製作過程を書きたいと思います。

ケイマン プロジェクト 

はじまり はじまり~~~

 

今回の製作に当たり、オーナー様からは車両の調達から任されておりました。

こちらが買ってきたばかりのノーマルのケイマンS

 

これがどのように変わっていくのか!

早速行ってみましょう

 

まずはボディキットの仮合わせから始まり、チリ合わせや出面の調整を行います。

この時点でおかしな部分があれば修正を行います。

位置合わせを行ったら純正フェンダーのアーチあげを行います。

ここからはトライアンドエラーの繰り返し

立て付け調整が終わるとボディキットの歪抜きを行います。

この歪抜きをしっかりやらないと、せっかくペイントしてもウネウネな残念な仕上がりになってしまいます。

 

手作業で念入りに歪を抜いていきます。

 

その工程が終わると 下地のサフェーサーを塗装してもう一度フィッティングを行います。

ここでもおかしな部分が見つかれば修正工程まで戻ります。

 

お次はいよいよペイントワーク

 

パノラマクラフトの全塗装は基本的に分解できる部分は全て分解して塗装を行います。

オーバーフェンダー取付け部はナッターを打ち込みm6ボルトで安易に脱着ができるようにしました。

シーリングなどを丁寧に行いマスキングです

フェンダーも、ドアも、同じく全バラシです。

 

いよいよ塗装工程

今回はキャンディレッドにしました!

エアロパーツだけでこの量です。

キャンディレッドはベースカラーの上に半透明の塗料を何層も塗り重ねることにより、独特の深みが表現できます。

ポルシェのような曲線が非常に多いボディ形状の場合非常に明暗差がはっきり出て綺麗なんです。

 

ただ、工程が非常に多くて塗装に膨大な時間を費やすのと、塗料のコストがめちゃくちゃかかるので、それなりの大きな覚悟を持ってオーダーしてくださいね笑

 

 

ホイールは 

work マイスター 

グロスブラックアルマイトリムにマットブラックディスク

アクセントにゴールドのピアスボルト!

一見真っ黒なんですがグロスとマットを併用することによりしっかりとスーパーディープリムの奥行き感と絶妙なメリハリが生まれます。

その一番奥にぐるっと一周ゴールドのピアスボルトが良い仕事をしてくれます笑

ここら辺のフィニッシュも全てお任せだったので、いろいろ考えた結果こうなりました!

 

足回りの重要パーツその2

サスペンションです。

 

今回はBCRacing 車高調と 今大注目のリフターシステム Hybrid Air(ハイブリッドエアー)

車高調のアッパーマウントとスプリングの間にエアバッグを装着し、コンプレッサーからの圧縮空気によりエアバッグを膨らませ車体を持ち上げます。

 

全上げ

 

全下げ

このケイマンの場合可動範囲は60mmくらいですが

サスペンションのストローク量やスプリングの自由長等との関係性で可動範囲は変わってきます。

このパーツの良い部分はスプリングを活かしながらエアサスの調整機構を利用できるところですので、車検時の構造変更も必要ありません。

今回のケイマンはエアを完全に抜いた状態でも通常走行できる車高にセットし、段差や悪路を走る場合には持ち上げれば難なく回避できる車高にしました。

エアサスにネガティブなイメージを持たれている方にもとってもいいと思います。

 

逆に、エアゼロでリムかぶりでセットして、エアを入れて通常走行する。 そんな使い方もできますので、気になる方は是非お問い合わせください。

 

お次は

ちょっとしたアクセントとして、ゴールドのシェルへッドボルトをオーバーフェンダー取付け部に使いました。

 

ここら辺の色使いが非常に難しいところでもありますね。

僕だったらこれかな~ってな感じで決めました。

組みあがっていくにつれて、細かい部分が気になってきたりするんです。

 

なので、一歩進んで三歩くらい戻ってます。笑

なかなか完成しません。

 

当初GTウイングのスワンネックはマットブラックだったのですが、組付けたら微妙じゃね?ってなりまた分解してグロスブラック塗りなおしたり

 

テールランプスモークにペイントした方がよさそうだね!

とかとか。

なかなか進まないんです笑

これが納期が遅れる要因でもあるんです。笑

 

そんな僕をはじめとしたパノラマスタッフたちのこうじゃね?あ~じゃね?を、辛抱強く!? 

見守っていただければ、精一杯の愛情を注ぎこみます。

 

組付け、ミガキが終わると

コーティングを施工です。

丁寧にスチームでコンパウンドを吹き飛ばして、各部をキレイキレイしていきます

 

その後、脱脂クリーニング工程を経て

ガラスコーティング施工

ブースでカチンコチンに焼き付けたら

 

キャンディレッドがヌメヌメしたテロテロケイマンの出来上がり!

 

この深み! 

最高ですね! このボディコーティングは皆様の車にも施工できますので是非ご依頼ください!

 

そんな長い工程を経て完成したケイマンS

ビフォーアフター形式で行ってみましょう! 

 

リヤ周り

 

 

まるで別物! 

これだから車作りはやめられないですね笑

今回も最高に楽しいお仕事させていただきました!

 

オーナーK様 本当にありがとうございました!

 

 

 

The end,,,