いつもパノラマブログをご覧頂きありがとうございます!
とっても不定期ですみません。
さて、本日ご紹介するのはまた鈑金塗装の話なのですが、今回は近年多くの車種に採用されてきているアルミフェンダーの鈑金修理のお話です。
アルミフェンダーって鈑金できないですよね?
そんな問い合わせを良く受けます
その中で多いのは、フロントフェンダーのツメ加工です。
特にうちで多い車種で話をすると
BMW MやAUDIはS以上はアルミのフロントフェンダーを多く採用しております。
アルミフェンダーのメリットとしては素材が軽いので車体の軽量化になり、低燃費化や高出力化を狙う車種はメーカーさんがどんどん採用しておりますね。
話はそれますが、最近では炭素繊維、つまりカーボン製パーツの採用もどんどん始まっております。 BMWはカーボンモノコックを採用していたり、身近な所だとプリウスPHVのトランクはカーボン製なんです。
どんどん新しい素材が出てきて鈑金屋さんも困るわけです…
話はアルミに戻りますが、今回ご紹介するのはこちら
内側に折り返されているはずのツメが外にひっくり返ってしまい、端部がちぎれてしまっています。
ここでアルミが厄介なのはただ叩けば良いというわけではありません。
叩くと、切れるんです……。
割れるという表現が良いのでしょうか…
当然ダメだった時の為に交換のお見積もりも出させていただきましたが、なんせ高いので是非挑戦して下さいとの事でした。
慎重にハンマリング鈑金を行い
ついでなので、耳を折る作業を一緒に行いました!
特殊な溶接でクラック部分を修理して
なんとか修理できました。
ほっと一安心ですね笑
ただ、今回は運が良かっただけかもしれませんので笑
絶対出来るよ!とは言い切れないのですが、
アウディ 系は相性が良いです。TTもS3もアルミフェンダーの加工が成功しております。
一般的な鈑金屋さん目線で行くと 触らぬ神に祟りなし 的なアルミパネルですが、
カスタムにおいてホイールをバチっと決める為には絶対に避けては通れない道なんです。
ボディを自由自在に操ってカスタムカーを作り出すのがパノラマ流なので、 目立つボディキットだけではなく、しっかりと走れる為に裏側に補強をしたり、ぱっと見てわからないけどフェンダーがワイドに加工されているとか、地味ですが、鈑金塗装の基礎と応用をカスタムと融合させて皆様に技術を提供するのが私たちの仕事です。
結果、通常鈑金でも対応幅が増えるので、事故をしてしまってももちろん受け入れが可能になります。
長くなりましたが、そんな感じで日々精進なパノラマクラフトです笑
で、最後に…
エアサス装着車での発進時は必ずエア圧が規定値になっている事を確認してから走り出しましょう!笑
そんなオチのアルミ鈑金ブログでしたー😊