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今回は2021シーズンデモカーである、ポルシェ 718スパイダーのご紹介です
早速ですが、現在のカスタムスペックは下記の通りです
PORSCHE 718 Spyder
2020y
ドイツ並行輸入
(国内正規には設定のない左ハンドル6MT)
Wheels
BrixtonForged
CM5-R Targa 3pc 21inch 9J/11J
(Finish OP )
Outer/Disc/Inner – High Polished GlossClear
CenterCapring/Logo(Brixton/CM-5R) – Neon YellowPaint
Hardware 50/50 RAU Titanium PVD Coated Black
Tire
Fr / Michelin PS4S 245/30/R21
Rr / Michelin PS4S 295/25/R21
Coilover
PanoramaCraft – Original DownSpring
Chassis
Rear Toe Control Arm
Camber Alignment Shim
Brake
Neon Yellow Caliper Paint with PORSCHE Logo
Exterior
GT4 FrontLip Spoiler
Concept
今回のデモカーを制作するにあたって、ポルシェの運動能力を損ねないようにスタイルアップすることを目的とし、走行中の美しさ を最大限に引き出せるようにカスタムしました。
エクステリアには大きな変更はありませんが、スパイダー用よりも少し前方に張り出したGT4のリップスポイラーに交換しました。 ボトムノーズが伸びることにより低さとスピード感を強調できるので、数センチの差ですが全体的なバランスに大きく貢献します。GT4リップはポルシェ純正品で、もちろん取り扱っておりますので交換含めお任せください。
メインのカスタムはもちろん足回り
これまで多くのフルオーダーUS鍛造ホイールのセットアップを行ってきた経験を最大限に活かし、拘って制作したスペックとその理由を包み隠さずここで暴露いたします。
まず、スパイダーということで、GT4よりも断然汗臭さ(いい意味でw)は抜けています。
と言ってもGTモデルなのでホイールの選択次第で一瞬で体育会系に引っ張られますのでその辺のバランス取りをインチや車高のセット、フィニッシュ含めてコーディネートしました。
速く走る よりも 美しく走る
まずイメージしたのはこの車が写真で撮られた時に、どんなショットで撮られた時に最大限の美しさを表現できるか
前述しましたが走行中の美しさをとにかく追求してみました
車高とホイールのバランスやフィニッシュなど全てが関連していますので、なかなか悩みました。
Brixton Forged
ブリクストンフォージド軽量モデルの -R シリーズの中で選択したのは
CM5-R Targa
圧倒的な肉抜きとスポークの細さが特長の走りを強調する比較的オーソドックスなデザイン
足回りの立体感が欲しかったので3ピースモデルのTargaを選択
世界的に見てもまだ718GT4/スパイダーの社外ホイールへの交換事例は少ないながらも、現車計測しホイールアーチのサイズから今回の目指すスタイルには純正20インチから1インチアップの21インチが良いと判断しました。
21インチにすることで、ディスクのスポークも長く取ることができるので、20インチで作るよりも清楚な感じになります。
フィニッシュは アウター、ディスク、インナー 全てハイポリッシュ+グロスクリヤ
フィニッシュをダーク系にするとコンセプトから外れてしまうので全てハイポリッシュです。
インナーまでハイポリッシュにすることで、ホイールの高級感が一層高まるのと、ネオンイエローにペイントしたキャリパーが反射してとにかく綺麗に見えます。
ホワイトボディにギラギラ系フィニッシュは全体がボケやすく結構難しいですが、チャレンジしました。
ギラギラ系ホイールにも種類があり
クローム
ポリッシュ
ポリッシュクリヤ
様々な種類がありますが全て別物ですので、車両のイメージに合わせて使い分けます。
今回はハイポリッシュクリヤですが、ポリッシュ独特の輝きはとても柔らかいので細いスポークデザインを少し柔らかく見せてくれます。それにプラスしてクリヤをかけるともう1トーン鈍くなるので、それを狙いました。
クロームほどパキパキさせたくなかったので、パキパキとか柔らかいとかの表現・・・ ん〜、これは私の経験からの感覚なので伝わるかはわかりませんが、しっかりそういうところまで考えてフィニッシュは選択しています。
全てフルポリッシュにするとメリハリがつかないのでハードウェア(ピアスボルト)はブラックのハーフ打ち(フルも全裏打ちもできます) ボルトもブラックですがこれはチタンボルトをPVDブラックコーティングしたオプションです。
併せて車体に固定するホイールボルトは
お馴染み
FORGETECH 製 チタンボルト ブラック
ロゴやセンターリングはネオンイエローで遊んで
ブレーキキャリパーはそのネオンイエローに合わせてホイールが到着してから調色、塗装を行いました。
長く書きましたが簡単に説明すると
走り系のデザインでポルシェらしさを出しつつもフルポリッシュで洒落た感じに振り3ピースにして立体感を出し21インチにして足を細くみせつつフェンダーとのクリアランスを詰め、ハードウェアやホイールボルトで引き締めてキャリパーと合わせて差し色で遊ぶ といった作り方です。
それをもっと超簡単に説明すると
大半のお客さんには なんでこのホイールにしたの?
と聞かれてこう言ってきました・・・
『かっこいいと思ったから』 以上です!笑
ホイールってその車両の印象を決定付ける最重要アイテムなので、当然そこまで考えてます。
お客様に提案するときも全てそうです。
かっこいいクルマ作りたいですし、結局妥協したと言ってもお金のかかることなので後悔しない選択をして欲しいです。
Setting
最後に車両を美しく見せる重要事項は車高です。
GT4/スパイダーは純正でネジ式のビルシュタイン製電子ダンパー車高調が装着してありますので、純正PASM機能を殺さず純正よりもローダウンするために、純正スプリング、ヘルパーからストロークやレートなどのデータを全て解析し、スプリングを自社で開発しました。
ダウン量は純正下限値より約-25mm こちらの商品についてもお問い合わせください。
純正のアライメント調整範囲は限界値が低いため、専用シムやピロボール式トーコントロールアームを社外品に変えて調整を行いました。
走行姿勢を美しく見せるためにもアライメントは最後の調整で大変重要な作業です。
随分とたくさん書きましたが、シンプルですが、いろいろと試行錯誤を行い制作いたしました。
コロナ禍でイベントもなく皆様にお披露目できる機会があまりありませんが、天気のいい週末は店舗に展示していることが多いので是非見に来てください。
また、今年は夏に日本初のポルシェエクスペリエンスセンターが木更津にオープンします
木更津市内でポルシェをで見かけることも多くなると思います。
ポルシェを乗っているユーザー様やこれからポルシェを始めてみたいユーザー様へ安心、丁寧なサービスが提供出来るようスタッフ一同日々精進しておりますので、ぜひ日常のメンテナンスからカスタマイズまでお任せいただければと思います。
ぜひお洒落でかっこいいポルシェたくさん作らせてください!
では、まとめて写真をどうぞ!
撮影 J-Yamauchi
Instagram account @jtarooo_car
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参考諸元・価格(定価)
PORSCHE 718 Spyder (ポルシェ718スパイダー)
309 kW/420 PS 出力(kW)/出力(hp)
4.4 秒 0 – 100 km/h加速
301 km/h 最高速度
1,825 mm 車幅
4,430 mm 全長
車体価格 12,710,000円〜(ポルシェジャパン価格)
BrixtonForged
CM5-R Targa 3pc 21inch
¥418,000/本
(Finish OP )High Polished GlossClear
Outer ーーー
Disc ¥60,000/本
Inner ¥18,000/本
CenterCapring/Logo(Brixton/CM-5R) – Neon YellowPaint
¥30,000/本
Hardware 50/50 RAU Titanium PVD Coated Black
¥36,000/本
4本合計 ¥2,248,000+Tax
ForgeTech Ti Bolt
¥80,000
Tire
Fr / Michelin PS4S 245/30/R21
¥88,900/本
Rr / Michelin PS4S 295/25/R21
¥109,700/本
CaliperPaint
Neon Yellow + Logo
¥170,000〜
DownSprings
¥150,000